静岡朝日テレビにて放映

 

静岡朝日テレビで病院のヒーリングアートを取材していただきました。

病院に患者を癒やすヒーリングアート 障害を持つ作者の男性「見てくれて楽しい気分に」 静岡市

静岡朝日テレビヒーリングアート

中野結香アナ:「病院の通路というと、シンプルで落ち着いたイメージがありますが、こちらに大きくて鮮やかな絵が飾られています。
このアートがたくさんの患者を癒しています」  静岡済生会総合病院の通路に飾られた壁画。高さ1メートル74センチ、幅3メートル63センチの大きな作品です。
タイトルは「鳥と見た風景」。静岡市の街並みをイメージして描いたといいます。 夫婦 妻:「気持ち的に楽になる」
夫:「身体が病んでいる時に白いものを見るよりは絵を見たり・・・」 妻:「子どもも喜ぶと思うし」 車いすの男性:「きれいにうまく描いてある。この絵が描いてあるだけで映えるね」  

この取り組みを進めたのが、NPO法人アートコネクトしずおかの遠藤次朗さんです。  人の心を癒す目的で製作・展示する絵をヒーリングアートと言います。
実は遠藤さんが設置したこの絵。描いたのは障害者。障害者が描いたヒーリングアートを病院に設置する例は、全国的にも少ないそうです。  

遠藤さんは去年1月、待合スペースに初めて障害者のヒーリングアートを設置。それまで無機質な印象だった空間が鮮やかな色使いの富士山の絵で明るい雰囲気に変わっています。

アートコネクトしずおか 遠藤次朗理事:「病気を抱えたり、困難な方は不安があったり悲しみがある人も多い。こういうアートを見てもらうことで元気を持っていただきたい」  

今回設置された「鳥と見た風景」を描いたのが、菊川市に住む山田悦久さん。生まれつき難聴で知的障害があります。その山田さんが何よりも楽しみにしているのが、施設で2週間に1度開かれる絵画の時間。2時間ひらすらキャンバスと向き合います

中野アナ:「病院で山田さんの絵を見て、色が鮮やかで大きくてきれいだと思った」  山田さんは、会話をすることが難しいため筆談で伝えてもらいます。

「鳥と見た風景」作者 山田悦久さん:「色がきれいと思ってもらえるのがとてもうれしい」  まだ自分の作品が病院に設置されているところを見たことがないという山田さん。廊下に展示された作品の映像を見てもらいました。 「鳥と見た風景」

作者山田悦久さん:「人が見てくれていて、楽しい気分になった。うれしくも感じる」  障害のあるアーティストと病院の患者を絵画でつなげる取り組みを進めているアートコネクトしずおかには、1500近い作品が集まっているそうです。遠藤さんは、こうした作品をできるだけ世に出していくことが自分たちの役割だと話します。

アートコネクトしずおか 遠藤次朗理事:「病院をテーマパーク化していく。見た人が心をいやす場所であってほしいと思うので、元気の出るアートを置いていきながら楽しんでもらい、元気になってくれたらいい」  

患者に元気と癒しを与える絵。
鮮やかなアートがこれからも病院を明るく彩っていきそうです。

最終更新:5/12(火) 13:55静岡朝日テレビ

https://news.yahoo.co.jp/articles/24216d738ad1914086ddb3b3a39b220759cca943
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