ふじのくに芸術祭2024
「全盲の美術鑑賞者白鳥さんとアートについて自由に会話を楽しむ鑑賞会」に参加しました。
全盲の方にアートの魅力はどこまで伝わるのか?
参加者から鑑賞する作品についてのあれこれをそれぞれが自由に発言し、様々な角度から「作品鑑賞」という行為をより深く考察することができました。
普段通りの(さらっとした)「鑑賞」とは違い、作品の構成や色調、主観的なイメージや感想、魅力や気付き、疑問点などを参加者が自由に声に出して(白鳥さんへ向けて)発言されます。白鳥さんはその発言に笑ったり頷いたり嬉しそうにしたり。
しかしいつの間にかその「鑑賞行為」は白鳥さんだけに向けたものではなく、自分たち自身に向けた味わい深い新たな作品鑑賞の手法となっているのでした。
いつも当たり前に見ている風景も考え方や味わい方、感じ方、角度を少し変えてじっくりと深く見ることでこんなにも変わるものなのかと驚きと感動が湧き起こるのを感じました。
作品を通して参加者皆の心が一気に繋がり、笑い合ったりおしゃべりしたりととても有意義で発見に満ちた時間でした。ありがとうございました。
障がいのある方々の作品も素晴らしいです。県立美術館へ是非お越しください。



