12月 18

こども病院 大道芸

病院内で辛いプログラムや治療に耐え、不安や寂しさの中で退屈を伴い過ごす子どもたちと付添う保護者を音楽で癒すことを目標に、静岡県立こども病院で大道芸ワークショップを開催しました。

木村さんと片山さんに行っていただき、通院中の子どもたちとその保護者を対象に、入れ替わり立ち替わりでしたが合計60人ほど集まりました。

最初にジャグリングを披露していただきました。ギリギリまで患者さんに近づいて見せると、近くにいた親御さんが「来たっ!」と、恥ずかしそうに楽しそう笑っていました。ジャグリングの途中でブロッコリーとリンゴが出てくると、思わず子どもたちから「えー!」と驚きの声、見事それらも一緒に回ると大きな拍手で盛り上がりました。

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後半は、子どもたちも一緒に体を使って遊びました。「参加できる子は靴を脱いで舞台の上に上がってきてね」というと、すぐに5人ほど集まってくれました。
最初は、掴みやすいように中に砂が入った片手サイズのボールをそれぞれに配り、ボールを投げてキャッチを色々なパターンで行いました。木村さんが説明しながら見せると、見本で見せた動きと同じように真似する子もいれば、こんなの簡単だよ!とさらに高度な動きで何回もやってみせる子もいました。どの子にもお二人がすごく上手上手と褒めてくれるので、子どもたちは自信満々に嬉しそうでした。

ボール遊びは側から見てる分には簡単そうで物足りなさげに見える子もいる印象でしたが、ボールを手の甲に乗せて投げてキャッチする遊びでは簡単そうに見えて結構難易度の高かったようで、子どもたちは投げて落として拾ってと挑戦していました。ボールがキャッチできると「できた!」と木村さん片山さんに見せに行ってたり、しばらくボールを手の甲に乗せたままにして喜びを味わっている子もいました。

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ボールを少し遠くに置いた帽子の中に投げ入れる遊びでは、目印にステッキを置いて「ここから投げてね」と片山さんがいったものの、トップバッターの子は「もっと遠くからでもできる!」と言わんばかりにさらに距離をとって狙いを定め、ヒョイっと見事いれてしまいました。それを見た他の子どもたちも負けてらんねぇとさらに離れたところから投げ始め、さりげなくも無言の圧を感じる熾烈な戦いを見せてくれました…

終了後、木村さんと片山さんが撤収の作業をしていると参加してくれた子どもたちがお礼をいいに来てくれ、「楽しかった」「疲れた」「ありがとうございました」と各々の感想を教えてくれました。
体を使うのは好き?と聞かれると「僕、体育係なんだよ!(小学校の)」と教えてくれる子もいました。別の子は同じように体を使うのは好き?と聞かれて「ラグビー以外は…」と独特の答え。でも、ボール使うの上手だったじゃん!とお二人がいうと、少し照れて嬉しそうでした。


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