静岡市駿河区にある済生会療育センター令和でミニコンサートを開催しました。
ピアニストの良知さん、ヴァイオリニストの丸尾さんに演奏していただき、
利用者とその家族、職員の方を対象に合計50名ほど集まりました。年齢は小さな子どもから大人の方までと様々な年齢の方に聞いていただけました。
開催日は土曜日ということもありご家族も一緒に参加される方も多く、昨年開催した以上に多くの方に集まっていただきました。

はじめに、リクエストのあったディズニーソングメロディーを演奏していただくと、すぐさま立ち上がってスマホで撮影を始める親御さんもいて、楽しみにしてくださっていたのだなと間近で感じて嬉しく思いました。
早めのリズムの子ども向けの曲、しっとりとした大人向けの曲と半々に演奏していただきまた。しっとりした曲では子どもたちの反応が静かな印象でしたが、リズムのいい曲だと手足をバタバタさせ全身を使って聞いてくれる子もいたので、休ませるためにも良かったです。曲中は支援員さんに一生懸命話しかける子や、楽器の方を指さしていたり歌ったりしている子もいました。


「メリーポピンズ」の曲では車椅子の男性がまるで指揮をとっているように両手を上げ下げして首を傾けたり、隣に座っているお母さんに感想を話しながら演奏を楽しんでくれていました。
家族で参加してくれた4、5歳くらいの男の子は、飽きてきてしまったのか途中で何度もお母さんに「帰りたい」「帰りたい」と抱っこをせがんでいて、お母さんが抱っこしながらあやしている様子だったのですが、「情熱大陸」の演奏になった時、ピターっと帰りたいコールが止まり真剣な表情で見入っていて、バイオリンの動きを真似して「シャーってなったね!」とバイオリンの素早い演奏に驚いてお母さんに伝えていました。その後一旦退室していましたが、後半はまた戻ってきてくれ最後まで楽しんでくれました。


最後の曲ではみなさん聴き入っていたのですが、リズムが変わった時に車椅子の男の子がパンパンと合いの手を入れてくれて、それが合図になったように会場全体も合いの手を入れてくれ、より盛り上がりました。終了後職員さんから感動しました!と感想をいただきました。
一番前で聞いてくれていた子どもたちは最初から眠っていたけれど「いい音楽が脳に届いたと思います!笑」と笑いながらもすごく喜んでくださってこちらまで暖かな気持ちになりました。
