放課後等デイサービスセンターはるかぜ、多機能型放課後等デイサービスセンターみなみかぜに通う子どもたち、職員さんを対象にミニコンサートを開催しました。
バイオリニストの丸尾さん、ピアニストの良知さんに演奏していただきました。
会場は川市立西山口小学校の体育館で行われ、参加人数は約50名ほど集まりました。
はじめは緊張している様子の子どもたちでしたが、手拍子をはじめ途中からは歌詞を歌ってくれる子もいました。
大人数や大きな音が苦手な子どもたちは、出入り口に近い席で聞いてくれていました。
リズムのいい曲ではすぐ手拍子をしてくれ、足元をバタバタとさせてリズムをとってくれている子もいて、それぞれ子どもたちにあった距離感で音楽を楽しんでくれていました。


ワークショップ「楽器を一緒に演奏しよう!」では子どもたちと一緒に「星に願いを」を演奏しました。
レインスティックは傾けないと音がしないのですが、大きなものは傾けるのもなかなか難しく、参加してくれた子どもたちはシーソーのように一生懸命演奏してくれました。
小さなレインスティックを受け取った男の子は耳のすぐそばに持っていき音を味わうように、漣を繰り返し堪能していました。男の子は音を聞くのに夢中で演奏に合わせているようにはとても見えなかったのですが、思いの外絶妙なハーモニーを奏でるので近くにいた支援員さんも「うまいじゃん」と驚いた表情で男の子を見つめていました。

その後も何曲か一緒に楽器を演奏し、リズムのアップテンポな曲は楽器を鳴らしやすく特に盛りました。鈴やフラッパーカスタネットは可愛いメロディーに、曲の間奏にシャカシャカシャー♪とアレンジして演奏してくれる子もいました。
歌を聞いている子どもたちの表情もさまざまで、真剣に楽器を見ている子もいれば、歌詞を口ずさんでいる子、腕を組んで首で頷いてリズムに乗っている男の子(その風格は年を重ねた老人の如く深みを増しとても小学生に思えない様子)。
演奏後、子どもたちに感想を聞くと「気持ちよかった!」と爽やかな感想をいただきました。
