3月 12

静岡市立静岡病院 音楽

病院内で辛いプログラムや治療に耐え、不安や寂しさの中で退屈を伴い過ごす子どもたちと付添う保護者を音楽で癒すことを目標に、静岡市立静岡病院でミニコンサートを開催しました。

ピアニストの小泉さん、ヴァイオリニストの橋本さんに演奏していただき、
入院患者とその家族、医療従事者の方を対象に、入れ替わり立ち替わりでしたが常時30名ほど集まりました。

240312市立病院_音楽1

今回はクラッシックの曲を主に演奏していただきました。
中高年〜高齢の患者さんが多く、演奏中はとても静かで楽器以外は聞こえないほど静かに演奏に魅入っている様子でした。演奏後はすごく大きな拍手を送ってくださいました。

リズムカルでまだ続きがあると思ったら終了する曲があり、一瞬会場が「はえ?」となって少し間が空いてから拍手。反応も会場一体となったことが少し面白かったです。
また逆に、曲が一瞬止んだので終わったのかなと拍手をしようとしたら、まだ演奏が続いていて、同じように拍手をしようとした患者さんも「あっ」という様子で恥ずかしそうに手を膝に乗せていました。

子守唄として有名な曲を演奏してくださった際には、後ろから見ていると何名か首が段々と下がってこくりこくり。心地よい睡眠に入っていっていました。

240312市立病院_音楽3

最後に演奏していただいた曲は「浜辺の歌」
車椅子の高齢の女性は、ずっと静かに座っていて(曲後には微かに手すりに置いた手を上げ下げしていた)のですが、この曲では微かに口元が動いていて歌詞を口ずさんでくださっていました。このかたの中に歌ずっと残っていて染み付いているのだなと思うとなにか感動するものがありました。

演奏終了後、直接お礼を伝えに来てくださった患者さんや、小泉さん橋本さんに握手を求める患者さんもいらっしゃいました。すごく喜んでくださった様子で嬉しい気持ちでした。

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