もえり清水&あげは 大道芸


静岡市のパイロット授業「コロナ禍で寂しさや退屈を抱える病や障がいのある子どもたちへ芸術を届けるプロジェクト」で放課後デイサービス もえり清水、放課後支援事業所 あげはに通う子どもたち、支援員さんを対象に大道芸ワークショップを開催しました。

静岡市清水岡小学校の体育館で行われ、両施設合同で40名〜50名ほどが集まりました。

ミュージッククラウンのみまさん、クラウンのノンさん、とっちゅーさんに出演いただきました。

みまさんのオペラも取り入れた演奏とクラウンの一体化のようなパフォーマンスでは、

モーツアルトの曲を歌っていただき、オペラだったりクラッシックなど普段なかなか聞く機会の少ない曲もクラウンさんが歌うことでとっつきにくさが消えて身近に感じられて、こどもたちも見入るように聴いていました。

みまさんが歌いながら衣装の袖を広げると紫色の蝶のようになって、羽を動かしてダイナミックでした。みまさんが歌いながら近づくと、ひゃーと逃げる子もいれば、興味ありつつも支援員さんによじったりする子いて、反応さまざまで可愛らしかったです。

ノン&とっちゅーさんのパントマイムでは、

今回は子供たちの年齢層も小学校低学年〜高校生ぐらいの幅があったので、食い付き方やどこで笑うかの年齢差の違いが見えて感慨深かったです。

始めはは場に慣れていないのもあるのかお腹を出して寝そべったりしていた子も(それはそれで楽しんでくれていた様子だったので良かったのですが)段々と引きつけられるように身を乗り出してパフォーマンスを見始め、手を頭の上で輪を作るように拍手していたり、最後に全員が立って音楽に合わせてダンス・拍手をする際は一番先頭に出てきて楽しそうに踊っている姿には感動を覚えました。

パフォーマンスが終わると、子供たちの代表の子が「楽しかったです」と感想とお礼を伝えてくれました。また子供たちが帰っていくときには「またきてねー!」と女の子がクラウンさん達と肘タッチをして嬉しそうにしていました。

もえり清水の支援員さんから、コロナ禍になり子供たちをどこかに連れて行きたくても、人混みはNG、いくとなったら山や川、土手などそういった場所ばかりになってしまうので、こういった機会があり本当によかったと言っていただきました。

また、あげはの支援員さんから今回事業所の場所などで呼べなかったがもっと呼びたいところや、どこの事業所も同じようにこういった機会があればと思っている思うので、自分達の事業所だけがという申し訳なさもあるとおっしゃっていて、以前にも音楽パフォーマンスを行った事業所の方も全く同じことをおっしゃっていたので、どこも必要としているのに受け皿が少なく、ひしひしと機会の必要性を感じました。


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