3月 11

かぶとむしクラブ 大道芸

静岡市のパイロット事業の一環で、2022年3月11日、静岡市にあるかぶとむしクラブ籠上さんで、利用する子どもたちを対象に大道芸ワークショップを行いました。

クラウンのブッチィーさんと、ミュージカル俳優の王子 菜摘子さんに行っていただき、
小学校中学年〜中学生くらいの子どもたちと、支援員さん合わせて20名ほど集まっていただきました。

パフォーマンス開始まで10分ほど時間があり、その間もブッチィーさん、王子さんが手遊びの準備運動すると、子供達はギャハギャハ笑ってすでに心を鷲掴み。

かぶとむしクラブ大道芸4

ブッチィーさんの皿回しのパフォーマンスの際は、
皿回しの回し方について「こうやって回すんだっけ〜?」とやりとりをしていると、
小学校高学年くらいの女の子が前に出てきて、ブッチィーさんが持っていた棒を持って「こうだよ!こうやってやるの」と直接伝えてくれました。
その後、ブッチィーさんがさらっと皿回しをやってのけると、それまで「違うよー!」「こうやるんだよー!」とツッコミまくっていた子どもたちが、ピタッと静かになりました。
驚きと困惑がまんま素直に表情出ていて見ていて微笑ましかったです。

皿回し芸が一旦終わると先ほどの女の子が、「私も皿回しできる!やりたい!」と前へ。
「本当にできる〜?重たいよ〜」とブッチィーさんが言うと、それでも「やりたい!」目はやる気スイッチがON!
以前やったことがあるようで意気込んでいました。
しかし実際にやってみるとお皿が重たかったようでうまく回せられずいると、ブッチィーさんが違う棒を渡し、ブッチィーが回したお皿をその棒に乗っけて、無事回せて一件落着な様子でした。その場の状況に合わせた臨機応変な対応に大道芸人さんのプロ意識と愛情に感動しました。

かぶとむしクラブ大道芸2

王子さんの美声とバンジョーギターというギターの演奏に合わせて、ブッチィーさんが風船アートを作るパフォーマンスでは、鬼滅の刃の「紅蓮花」、オリパラ応援ソング「パプリカ」を演奏していただきました。
歌い始めた瞬間から、あーー!と歓声が上がり、一緒に歌っている子も。

王子さんの一人で二役をやる「ひとりミュージカル」では、不思議な世界観と歌声や手の動きに魅了され、相手役として実は隣に透明人間がいるのではないかと思ってしまうくらいに見入ってしまう素敵なパフォーマンスでした!
ロマンティックなパフォーマンスに見入っている子もいれば、ロボットがやっているんじゃないかと分析して考えている子もいました。

かぶとむしクラブ大道芸3

最後の方には子供達、支援員さん、訪問した私共もみんな一緒に、実際に風船アートで「ネズミ」を作りました。
風船アートを初めて作った様子の子が多かったですが、みんな各々のネズミを完成させました。
作ったネズミは尻尾を引っ張るとぴょんっと高く飛び出して、子供達は夢中で飛ばし合いました!

最後に記念撮影した際には、王子さんがレ・ミゼラブルより「民衆の歌」の一説を歌い、
「わーか者たちの歌が聞こえるかー♪」の歌声に合わせてブッチィーさんが「撃てー!」と革命の合図、
支援員さんの撮影用のスマホ目掛けて子供達が作ったネズミを思いっきり放ち、大いに盛り上がりました!

記念撮影も終わり、片付けに入っても子供達はなかなかブッチィーさんや王子さんの周りから離れず、思いっきり体を預けてたくさん話していました。最初はちょっと強気なツッコミを入れていた女の子も、ブッチィーさん王子さんに駆け寄って抱きついてくるような様子で、本当に楽しそうでした。

かぶとむしクラブ大道芸1


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