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浜松いわた信用金庫 水野桂志氏

水野 桂志  Keishi Mizuno 

浜松いわた信用金庫 SDGs推進部地域貢献課 係長

自らも生まれつき障がいを持つ長女を育てながら、そのコミュニティ内の父親会の活動を積極的に行っている。


浜松いわた信用金庫

SDGs推進部 地域貢献課
〒430-0856 浜松市中区中島2丁目30-7  4F 
TEL:053-401-1812 
URL: https: //hamamatsu-iwata.jp/

障害のある人の作品の魅力はどんなところにもあるとお考えですか?

障がいのある方は、障がいにより普通の人より劣っている部分がある一方、逆に普通の人にはない感性と優れた才能を持っているのだと思います。
それは生まれつきあるものではなくて、周りの方々のフォローや、親が我が子の成長と幸せを願い、愛情を注ぎ、普通の子供以上に密に接することで見出され伸ばされたものです。
障がい者の方の絵を見ていると、作者が楽しんで描いている気持ちが伝わってきます。
絵を描く技術云々ではなく、直接感情を表現したその作品には、唯一無二の個性と、圧倒的な迫力があります。そのメッセージ性はどんな名画にもないものです。この絵に出会えて良かったと思ってくれる人が沢山いるはずです。

浜松いわた信用金庫内展示風景

浜松いわた信用金庫内展示風景

浜松いわた信用金庫内展示風景

浜松いわた信用金庫 本店営業部内展示風景

障害のある人の作品を鑑賞したり活用したりすることでどんな効果が期待できると思いますか?

人を感動させる絵とは、決して絵画賞に入るような上手い絵でなければいけない訳ではなく、その要素は別の所にあるということを、一般の方はもちろんのこと、絵の苦手な障がい者や、その親にも実感して欲しいです。
そうすることで一般の方の障がい者に対する理解を深めるきっかけになるし、障がい者は新たな才能を伸ばせるかもしれない。
それが障がい者の自信に繋がり、自立のきっかけを与えることになるかもしれない。

共生社会における今後の未来について

例えば社会福祉に尽力していて、障がい者に理解があるという人がいても、やはり障がい者本人や、それを支える家族の気持ちを完全に理解する事は難しい。
その当事者家族同士の交流も、どちらかと言えば消極的になってしまうのが現実。私は常々、特に障がい者を兄弟に持つ子供たち同士の交流が必要であると思っています。
そこで生まれた意見や考えを、さらに健常者の子供たちに伝えることで、福祉社会の未来への基礎が出来上がって来ると考えています。
その交流の場に障がい者の素晴らしい作品があれば、より感じやすいところがあり、盛り上がるのではないでしょうか。


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